ホルモン剤を用いたホルモン補充療法やホルモン治療法というものに使われる種類はたくさんのものがあります。その中でも、特に閉経前に使われる治療薬であるLH-RHアゴニストというホルモン剤についてを詳しく解説していきましょう。

■LH-RHアゴニストとは
LH-RHアゴニストは、ホルモン療法の中でも術後の初期治療でエストロゲンを分泌しないように抑制するという働きを持って乳がんの転移や増殖などをしないようにするための薬剤です。しかし、この薬は閉経前の女性のみに使うというものになっており閉経後の女性に対しての初期治療では、同じ働きであっても別の薬を使うことが一般的なんですね。

LH-RHアゴニストのメインの働きは卵巣の中でエストロゲンを作り出すということをさせない薬なんですね。

■メカニズムについて
閉経前は卵巣からエストロゲンを作る、というのが自然な働きなのですがLH-RHアゴニストは卵巣でエストロゲンを作る際の、卵胞刺激ホルモンを出すという作用をするためのLH-RHレセプターを出さないようにする物なんですね。こうすることによって、刺激がこなくなったことで卵巣はエストロゲンを作るという働きをしなくなることで、乳がんの増殖につながってしまうことのあるエストロゲンを出さずに増殖を抑制する物なのです。

■LH-RHアゴニストの使いみち
およそ、投与の期間は2年間を基礎ベースとしておりエストロゲンを生み出すということを抑制するため、当然ながら月経が止まるようになっているんですね。しかし、投与期間を終了してからおよそ半年くらいで閉経前ならば生理はまた再開する、という事になっているのでそこで閉経してしまうわけではありません。